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根菜類 |
おいしい根菜類の野菜を作る秘訣 |
野菜作りのために:おいしい根菜類の野菜を作る秘訣 野菜作り:この秘訣で、おいしい根菜類の野菜作りがますます楽しくなります。 野菜作りの根菜類には、じゃがいも、さつまいも、さといも、しょうが、 にんじん、だいこん などの野菜があげられます。 |
◆根菜類をおいしく作る秘訣 (1)じゃがいも 栽培日誌 ・じゃがいもはナス科で連作障害を起こしやすいので、同じ場所で3〜4年は作らないことです。 ・品種はたくさんありますが、定番のメークインと”こだわり”の1種類でいいと思います。 ・決して去年収穫した芋やスーパーで販売している芋を種芋にしないで下さい。(絶対に!) ・種芋は大きいほど良いですよ。 ・土壌にアルカリ分が多すぎると病気になりやすくなります。 pH5.5くらいが適当です。 ・植付けの時期は二月中旬から3月中旬くらいが適期ですので、その間に行ってください。 ・きらきらテープを畝の周りにたらしたり、張り巡らせておくと、アブラムシの飛来をかなり防げます。 ・芽かきは元気の良い茎を3本残す程度にする。 芽かき後の土寄せが大事になります。 ・じゃがいもの栽培で一番大切なのは土寄せです。 春先の強風対策とできた芋が日光浴しないように十分土を株の元に寄せてやってください。 ・土寄せは、芽かき後と追肥の後(2回)の合計3回です。 但し、いもが地上に見え隠れするようなら、その都度行ってください。 ・収穫は、葉が黄色く枯れ始め、株が倒れ出したら、一度試しに掘って確認してからにしましょう。 収穫日は、土が乾き、収穫した芋についた土がボロボロ簡単に取れるくらいの日が最高です。 ・よく乾かさないでダンボールに入れて保管すると、あっという間にかびてしまいますよ。 (2)さつまいも 栽培日誌 ・連作障害はありません。 ・1年目は肥料なしで作りましょう。2年目以降同じ場所で栽培をするなら、堆肥を使いましょう。 米糠を使うと味がよくなります。 草木灰を3〜5回ほど追肥のように使うと、いもが大きく育ちます。 ・マルチの使用は2年目以降にしましょう。 ・苗は種苗店で購入するか、親芋を前もって植えて、そこから出てきた芽(葉が5〜6枚ついてから)を切って苗としてもいいです。 おいしいさつまいもに出会ったら1〜2個とっておいて、発砲スチロールの箱に入れ、ふたをしてそのまま保存しておけば、植え付けまで大丈夫です。 ・植え付けは、5月下旬〜6月下旬くらいまでが適期です。 ・新葉が5、6枚出たら、芯芽を摘み取ってください。 ・つるが伸び始めたら、つるが根付かないように土から引き剥がすように、つる起し(つる返し)を1週間から10日くらいに1回は行ってください。 いものつきが良くなります。 雑草もこのとき取れば、一石二鳥です。 ・収穫は、霜が降りないうちに全て終わらせてください。 天気が良く乾燥している日に掘り出し、半日天日に当てておきます。 注意:つるの切り口から出る白い汁は、服につけると洗濯してもなかなか落ちませんよ。 ・芋だけでなく、つるを食材にしている地方もあります。 ・保存方法、寒いのが苦手なので、新聞紙にくるんで発砲スチロールの箱に入れ、ふたをしておけばいいです。 くれぐれも冷蔵庫には入れないで下さい。 (3)さといも 栽培日誌 ・連作障害を起こしやすいので、同じ場所で3〜4年は作らないことです。 ・高温・多湿を好みますので、畑の中でもそういった場所を選んでください。 やや日陰でも大丈夫です。 ・おいしい品種もたくさんありますが、その地方に適したものが一番です。 できるだけ在来種をお勧めします。 芽の反対側が切り口ですが、その切り口が白くてきれいなものを手に入れましょう。 切り口に赤い斑点が見えるものは避けてください。 ・畝は作らず、マルチを平坦にかけてください。 ・植え付けは、4月下旬〜5月上旬です。 芽が出た後、霜にあうと枯れてしまいます。 発芽するのは、植えつけてから2〜3週間後になります。 ・親芋が手に入ったときは、芽の出る部分を切り取って、切った面を下にして植え込みます。 ・芽が出てきたら、元気の良い1本を残し、後は芽かきをしてしまいます。 この作業はこのとき1回だけです。 親いもの場合は4本芽を残してください。 ・6月下旬にマルチを剥がし、追肥をしながら、ドーム上に土寄せをします。 子芋の芽が地上に出ないように土を被せてください。 この作業は7月中旬頃もう1回行います。 ・夏場には株元が乾燥しないよう、わらなどを敷いておく。 ・収穫は、霜や寒さで葉が枯れてきたら行ってください。 ・保存は、親芋と子芋を離さずに茎の部分を下にして畑に埋めておきます。 埋めたところは土をドーム状に盛り上げ、水はけをよくしておきましょう。 寒いのが苦手です、冷蔵庫には入れないで下さい。 (4)しょうが 栽培日誌 ・連作障害を起こしやすいので、同じ場所で4〜5年は作らないことです。 ・乾燥に弱いので、塀際などやや日陰ができるところで栽培したい作物です。 ただし、いつもぐちゃぐちゃしているところではいけません。 ・決してスーパーや八百屋で販売しているものを種しょうがにしないで下さい。 種苗店で乾燥していないものを購入してください。 ・種しょうがの植え付けは土が5cm程度被るくらいの浅植えが適しています。 ・発芽まで1ヶ月ほどかかります。雑草取りのとき、新芽に気をつけて下さい。 簡単に折れてしまいます。 ・夏場には株元が乾燥しないよう、わらなどを敷いて直射日光をさえぎっておきます。 ・7月下旬頃から葉しょうがとして収穫できるようになります。 根元が赤くなってきたら、収穫のサインです。 ・10月下旬から11月に葉が黄色になってきたら根しょうがの収穫です。 初霜が降りるまでには、全ての収穫を終わらせてください。 (5)にんじん 栽培日誌 ・連作障害はありませんが、きゅうり・エダマメの後作には不向きです。 相性が悪いようです。 ・耕作が大事です。 固い土や石にぶつかると、二股になる根われを起しやすいです。 ・去年の種は使えません。 にんじんの種は余ったらその年の内に処分してしまいましょう。 ・種まきは、梅雨明け前までが最適ですが、大雨が降る場合は避けてください。 ただ、近年の温暖化により7月上旬より8月上旬の方が適しているのではないかという理論もあるようです。 ・にんじんの種は好光性なので、土かけはうっすら程度(1cm以下)でいいです。 1週間程度で発芽しますが、その間乾燥しないように気をつけてください。 ・間引きの間隔は15cmとしっかりとる。 後の成育に大きな影響があります。 間引きした菜もおいしく食べることが出来ます。 ・キアゲハの幼虫は放っておくと、葉が全部食べられてしまいます。1匹ずつ丁寧に処置しましょう。 ・収穫は直径4cmくらいとなり、地上に浮き上がってきたら適期です。若いうちがおいしいです。 畑に残しておく場合は、浮き上がった部分まで土寄せをしておきましょう。変色が防げます。 (6)だいこん ・連作障害はありません。 ・春蒔きの場合、花が咲きにくい品種を選びましょう。 トウ立ちが早いと収穫に追われます。 ・耕作が大事です。 肥料や固い土、石にぶつかると、二股になる根われを起しやすいです。 ・ホウ素入りの配合肥料を全面に施肥し、堆肥や有機質肥料は畝周りにするとよいでしょう。 ・春だいこんは、収穫時期が短いので、時差まきしたほうがよいでよう。 秋蒔きは一度で大丈夫です。 ・種まき後の土掛は5mm程度にしますが、多少深くなっても構いません。 ・新葉はみるくて鳥の絶好の餌になります。寒冷紗を掛けて防ぎましょう。 ・葉が寒冷紗の天井に届くようになったら、寒冷紗を外しましょう。 と同時に間引きを行います。 秋蒔きの場合はこのときに追肥をしてあげます。 春蒔きの場合は、追肥の必要はありません。 ・間引きする頃から害虫対策に入ります。 大根の芯の部分に入り込むダイコンシンクイムシに成長点をやられるとおしまいですから、根元や中心部の葉をかき分けて探し出します。 淡い褐色をした小さなイモムシです。 見つけ次第捕殺です。 1つの芯に1匹のはずですから、捕殺すれば、その株は大丈夫ということになります。 ・収穫は種まき後50日以後いつでもいいですが、葉が黄色っぽくなり、倒れだしたらともかく土から抜き取ってください。 放っておくとスが入りまずくなります。 ・収穫後は、葉と根を切り離しておきましょう。 ・だいこんの部位による料理として、ビタミンCが多く含まれる首の部分は生食で、糖質を多く含む中央部分は、おでんや煮物に、辛味のある先端部分は薬味として活用しましょう。 だいこんおろしで使う場合、食べる直前におろしてください。 時間の経過とともに辛味成分が抜けていってしまいます。 |
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